
神戸・三ノ宮から車で約30分。週3日だけ、神戸市北区淡河町の茅葺き古民家に開くベーグル専門店[はなとね]。縁側から眺めるのどかな景色とふんわりもちもちのベーグルを求めて、多くの人が訪れる人気店の魅力をを探ってみました。
ゆったり過ごせる古民家のあたたかい時間
神戸市指定有形文化財・前田家住宅で、オーナーの村上さんご夫婦がベーグルを焼き続けて12年。「家族の時間を大切にしながら、安心して食べてもらえるものを届けたい」——そんな思いから2013年にネット販売でスタートし、翌年「この古民家の癒しの空間を多くの人にも味わってほしい」と、店舗販売をはじめました。「息子2人が小さい頃やんちゃで、カフェでもゆっくりできなくて(笑)。お子さん連れのお母さんにも、ゆったり過ごしてもらえる場所にしたかったんです」と奥様。「どの季節も、茅葺き屋根越しの景色にホッとします。皆さんにもぜひ楽しんでいただけたら」——先人から受け継いだこの場所を、次の時代へ繋いでいく。その静かな誇りが、はなとねの空気に溶け込んでいます。

毎日、食べられるものを。国産&自家製の安心へのこだわり
ベーグルは北海道産はるゆたか100%の小麦粉と白神こだま酵母を使用、卵・ミルク不使用で誰でも安心して食べられることを大切にしています。「苦手だったのに、ここのはふわふわでおいしいから食べられる」と遠方からリピートされるお客様も多く、バジル&チーズなど全10種が棚を彩ります。米粉の蒸しパン「スチームベーグル」は、小麦アレルギーのお子さんのために開発されたのがはじまり。黒糖きなこなど、もっちりとした食感と素材の風味が「こんな蒸しパン食べたことない!」と評判です。イートイン限定のランチメニューは、自家製豆乳マヨネーズや鶏ハム、自家焙煎コーヒーまで手づくり尽くし。「できる限り自分たちで作れるものは作りたい」という村上さんの思いが、一皿にぎっしり詰まっています。

何度も訪れたくなる「花」と「根」の間へ
「はなとね」という屋号には、華やかな外食(花)と体を作る根っこのようなごはん(根)、その間にある存在でありたいという思いが込められています。「ワクワクして食べられて、安心でおいしい」思いを守るうちに、男性や年配の夫婦などにも客層が広がっています。ときには、九州へ引っ越した常連家族が8年ぶりに顔を見せてくれたり、赤ちゃんと一緒に出産報告に来てくれたり。「お客様と一緒に歳を重ねていくのが嬉しい」と話す奥様の言葉は、人とのご縁を大切にするはなとねらしさそのものでした。茅葺きの古民家とそこに息づく手しごとの味。癒しの淡河へ、ぜひ足を運んでみてください。

はなとね
〒651-1622 兵庫県神戸市北区淡河町神田143-2
TEL:090-5672-3438
Instagram:https://www.instagram.com/hanatonebagel/
営業時間:10:00〜16:00
定休日:日・月・火・水曜
予約方法:毎週日曜21:00〜月曜12:00にWebフォーム(http://hanatone.jp/reservation/reservation.html)にて受付(※先着順)
※最新情報は直接店舗へお問い合わせください
Access
六甲北有料道路 大沢ICより車で約15分


