2003年4月、神戸市内初の道の駅としてオープンした[道の駅淡河]。地元の農家が協力して農産物の直売所を開いたことで、それまでは市場にしか出回っていなかった淡河産の新鮮な野菜や果物などを消費者が直接購入できるようになりました。淡河町全体が活性化するきっかけとなったスポットです。
毎日手打ちされるこだわりの十割(とわり)そばを求めて、全国からファンが集う
神戸市北区淡河町は、全国的にも有名な新鉄砲ユリやチューリップといった色彩豊かな花々や、酒造好適米の山田錦の生産が盛んに行われてきた農村地域です。そんな地元の特産品を幅広く扱っている同店。直売所併設の食堂も運営しており、昼時になると駐車場は車でいっぱいになっていました。2019年にリニューアルし、駐車台数が27台から55台に増えたことで、地域の人や観光客だけでなく、配送ドライバーには休憩スポットしても喜ばれています。今では年間18万人が訪れ、直近7か月間の販売売り上げは1億円超えを達成する人気ぶり。食堂[お食事処淡竹]は地元の女性たちが切り盛りをしており、活気で溢れています。国産のそば粉を使用した十割そばが人気で、これを食べるために遠方から来られる人もいるんだとか。そばはその日に出す分だけを手打ちしており、ツルツルとしたのどごしの良さに定評あり。定食には天ぷら、炊き込みご飯、旬の食材を使った小鉢がつくというボリューム感で、こころも身体も満たされます。
淡河ブランドの魅力が詰まった直売所。道の駅ならではの特産品が盛りだくさん!
直売所では季節の新鮮野菜や果物、地元産の米や精肉、農産加工品や工芸品といった充実のラインナップ。TVなどメディアでも取り上げられた、兵庫県認証食品『北神みそ』も取り揃えています。これは神戸市北区産大豆のみを使用した無添加の手づくりみそで、生産量が年間20トンを超える年もあるという特産品の一つ。そのほか、牧場直営店[やまがき]の冷凍コロッケやミンチカツもお土産として人気です。黒毛和牛の旨みがたっぷりと感じられる贅沢品ながらコロッケは10個入り680円(税込)、ミンチカツは10個入り695円(税込)という道の駅プライスが嬉しい。また淡河はイチゴも有名。イチゴ農家[樹里花家(ジュリカファーム)]の『いちごまるごとアイス』は、溶けないアイスとして注目を浴びています。素材は、くず粉で固めたイチゴのみ。最初はシャーベットのようなしゃりしゃり食感で、しばらく時間が経つとくず粉由来のモチモチ食感に変わるという新感覚スイーツです。なかなか出会えない一品なので、ぜひお試しを。そのほか季節の花やグリーンも多数取り扱いがあり、多くの人でにぎわいを見せていました。
道の駅淡河
〒651-1603 神戸市北区淡河町淡河字弘法垣643-1
TEL:078-959-1665
営業時間:10:00〜17:00
定休日:年末年始
※最新情報は直接店舗へお問い合わせください
Access
六甲北有料道路 有野料金所から車で約20分